罪を憎んで人を憎まず

人間せいぜい30年も生きてればとっくに全員どこかがバグってるに決まってる。経験を重ねることで修正可能ではあるんだけど、それは人格を形成する要素の書き換えではなく、書き足すことで打ち消していくような修正でしかなくて、そうやって煩雑に追加更新データが増え続けていくのだから、情報量の膨大な内部のどこかで誤動作が起こるのは想像に容易い。

そしてフレームとそぐわない、いわば罪となるエラーが起こるバグとそうでないバグがあって、しかもそもそものフレームワークにすら多くの矛盾を孕んでいる。

運悪くヤバイ方のバグが生まれ育ち、罪を犯してしまい、それを糾弾されるとき、今更 根本的にどこで間違ったのかを説明しろというのは、残酷だなと思う。それが最も重要であることは確かなんだけど、本人にとっては大事なのはこれからどう償うかで、なぜ不幸が生まれたかは皆で考えるべきことだ。